基礎・応用研究により、感性情報の可視化技術、感性情報のリアルタイムセンシング技術、および感性情報のユーザーモデル化技術、を開発することにより、人と人、人とモノが感性情報を介してつながるデバイス、アプリケーションソフト技術(BEI技術)を確立します。そして衣、食、住、移動体、教育、医療等の多様な分野で、BEIによる感性情報を活用した製品や、感性を理解し使えば使うほど精神的価値が成長する製品等の商品化、感性情報の蓄積・移転システムなど共通基盤システムの新事業化、感性情報を伝達・共有するコミュニケーション・ネットワークサービス等の新ビジネスの創出を目指します。具体的には、KANSEIコンソーシアムに参加するマツダ、コベルコ建機などの企業、応用脳科学コンソーシアムに参加する衣食住、教育、医療関連企業と連携し、多様な分野において、BEIを用いた感性コミュニケーションツールを生かした家電や自動車など、感性対応ものづくりシステム、感性対応医療システム、感性オーダーメイドシステムなどの製品化・事業化を通してBEI技術の社会実装を目指します。
中国地域では、上述のKANSEIコンソーシアムに加え、以下の様々な活動と連携して、BEI社会実装に取り組んでいます。
- ひろしま医工連携・先進医療イノベーション拠点(ひろしま産業振興機構、広島県、広島大学)
地域の特色を生かした感性研究等において医工連携を推進する。 - ひろしま感性イノベーション推進協議会(広島県)
感性という新たな価値軸を活用した製品の差別化による高収益構造の実現に向けたものづくりを推進する。 - 中国地域質感色感研究会(ちゅうごく産業創造センター)
質感、色感の観点から顧客満足度の高い商品、サービスの実現を産官学の連携により目指す。 - 中国地方地域戦略感性イノベーション拠点の支援(中国経済産業局)
感性イノベーションの技術開発など研究開発を支援する。