2016年2月5日に行われました信州大学COI拠点第3回シンポジウムに参加しました。第一部は、住川雅晴ビジョン3ビジョナリーリーダー/日立製作所顧問による特別講演後、信州大学COI拠点の取組み報告がなされました。第二部では、滝沢智教授(東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻)の基調講演後にパネルディスカッションが行われ、アクアイノベーションを目指す拠点ということで、水に関連する世界の情勢、発展途上国における水の状況、水に関する世界の諸技術開発状況、およびその社会実装についてディスカッションされました。最後にシンポジウムを総括された浅野孝カリフォルニア大学デービス校名誉教授が「COIでの研究開発の取り組みを実際に社会実装に結びつけるためにもっとブレインストーミングが必要」とおっしゃっていたことが印象的でした。全体として、目指すべき社会貢献像を含めて聴衆にとってとても分かりやすいシンポジウムでした。感性イノベーション拠点も、開かれた聴衆に対して分かりやすい説明を行うことを念頭におき、社会実装につながる研究開発に取り組んでまいりたいと思います。